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憲法には公民は宗教信仰の自由を持つと規定されている。国教はない。主な宗教は仏教、道教、イスラム教、キリスト教である。宗教信者は1億人余り、宗教活動場所85,000か所、宗教団体3,000余りといわれる。
欧米では国民の多くは宗教信者であるが、現在の中国の宗教信者数の1億人余りは総人口12億人に比して非常に少ない。
中国では、憲法に宗教の信仰の自由を規定されているとはいえ、宗教が中国政府や共産党に規制・抑圧されている傾向は否めない。未成年者への宗教教育は禁止されている。特に文化大革命の時期には宗教が徹底的に否定され、教会や寺院・宗教的な文化財が破壊された。チベットでは仏像が溶かされたり僧侶が投獄・殺害されたりした。
中国共産党は「三自愛国委員会」を通じて全国の宗教団体を統制し、これらの宗教団体の「長」の任命は党の認可が必要であり、現在、多くの宗教団体のトップが党員である。 特に、チベット仏教、キリスト教やその「地下教会」、新興気功集団「法輪功」などの弾圧事件はよく報道されている。
仏教に関しては仏教の寺院が1万3000余カ所、僧と尼は約20万人といわれる。「漢民族仏教」、「チベット仏教(ラマ教)」、「南仏教(巴利語系)」の3種類がある。「漢民族仏教」の信徒数の統計はない。「チベット仏教」の信徒数は、チベット族やモンゴル族などの900万人、ラマ僧、尼僧は約12万人、活仏は1700余人、寺院は3000余カ所。「南仏教」はタイ族などの100万人、比丘、長老は1万人近く、寺院が1600余カ所といわれる。
文化大革命の時期に徹底的な弾圧を受けたチベット仏教はかなり復興したとはいえ、まだ最盛期にはほど遠い。 又、現在も中国政府の抑圧は続いており、僧院には、中国当局の「工作隊」が駐在し、強制的に、僧や尼僧に政治的・宗教的信念の「愛国再教育」を行っている。1996年から1998年の間に、中国当局による「厳打」キャンペーンにより約500名の僧尼が逮捕され、約1万人が僧籍を剥奪されたといわれる。
道教は漢民族固有の宗教である。信者数の統計はなく、道教の宮・観(寺院)が1500余カ所、道士と道姑が2万5000余人といわれる。
イスラム教は、回族、ウイグル族、カザフ族など主に少数民族の間で信仰されている。信仰者数は1,800万人、イマーム、アホン(回教布教師)が4万余人。中国のイスラム教徒はスンニー派に属している。
キリスト教のうち、カトリックは、1958年からは本来ローマ法王だけに認められている主教ら聖職者任命も独自に行っている。信徒は350万人。 聖職者が4000人、教会・礼拝堂が4600余カ所といわれる。
プロテスタントは、信徒は約1000万人、聖職者が1万8000人おり、教会堂が1万2000カ所、簡素な宗教活動の場所(会所)が2万5000カ所ある。
上記は中国政府の統制下にある教会で登録しているキリスト教徒であるが、その他に中国政府に統制されていない、未登録の「地下教会」(「家庭教会」ともいう)のメンバー数は8千万から1億人に上るとも言われる。中国共産党の支配を拒否する「地下教会」のメンバーは共産党の禁止を受けている。
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