松下幸之助 成功の金言 『けじめ』

 

 朝起きて顔を洗ったら、まず仏前に座って手を合わす。一家そろって手を合わす。たとえ線香の一本でもよい。これで朝のけじめがつく。夜寝るときも同じこと。夜は夜で、キチンとけじめをつけねばなるまい。別にかたちにとらわれる必要はないけれど、一日のけじめはこんな態度から生まれてくる。何ごとをするにも、けじめのない暮らしはだらしがない。暮らしがだらしなければ働けない。よい知恵も生まれないし、ものも失う。

 商売も同じこと。経営も同じこと。けじめをつけない経営は、いつかどこかで破綻する。景気のよいときはまだよいが、不景気になればたちまち崩れる。立派な土手も蟻の穴から崩れるように、大きな商売も、ちょっとしたけじめのゆるみから崩れる。だから常日頃から、小さいことにもけじめをつけて、キチンとした心がけをもちたいもの。

 そのためには何といっても躾が大事。平生から、しっかりした躾を身に付けておかねばならない。自分の身のためにも、世の中に迷惑をかけないためにも。

 お互いに、躾を身につけて、けじめのある暮らしを営みたい。

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